日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

メタボの国

しばらく老婆は

都会の街を

さまよっておりました。

いえ、別に

徘徊していてたわけでは

ございませぬ。

都心に用事があっただけ。

でもちょっと気がついた

ことがありました、

やたらメタボの

主に男性の方が

多く目についた

のでございます、

お腹のでっぷり感が

半端ないのです

胸のあたりから

もうぷっくらと

突き出ていて

昔はいくらなんでも

ここまでのお腹の方は

そんなに

見受けなかったような

気がします。

ああ、食事がアメリカによって

知らぬ間に

ちゃんと押し付けられて

いつの間にか

ジャンクフードに

慣れてしまって

米から遠ざかった

日本人は

すでに立派な

植民地の原住民

と成り果てて

いたのでした。

昔の日本人は

米を食べて

野菜を食べて

魚を食べて

クジラもイルカだって

食べて

しっかり生きていました。

老婆は滅び行く日本を

見ないうちに

彼方の国に

消えていきたい

と思ったことでした。