日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

サザエさん

「サザエさんの東京物語」は 一種、凄絶なものなのでした。 串だんごと自称するほど あるいは 三位一体にも似た 三姉妹 が ずっと一緒に暮らして 三女で著者の洋子氏だけが 所帯を持ったとき マスオさんが 串だんごの中へ入ってきた 二人の子供も同じ家で生…

間違い探し

久しぶりに テレビをつけたら ネパールの地震をつたえていた けれど BSニュースのアナウンサーが 「山奥のやまむらで」と・・・ やまむらって?? もしかして山村のこと? それからずっと 「やまむら」って言ってました。 ずっと昔 アテネオリンピックでNHKの …

捨てる

人生の階段も そろそろ底に行きつきそう だから のこされた人たちの 迷惑にならないよう 持ち物をいろいろ 捨てねばならない。 ずいぶん捨てた。 本、衣類、溜めこんださまざまなもの。 でも、 まだちょっと捨てられないものが ある。 幼い息子たちと共に暮…

ひとりで正月

まだ春だというのに わたしといえば 今度のお正月は 息子たちのところへいかずに ひとりで過ごそう と思ってる ひがみじゃなくて 強い自分を見つめてみたい まだ足腰立つのだから なんて言っても そのときの状況なんて わかりゃしない。 ただ、いままでは当…

心斎橋筋にて

心斎橋のどまんなか 待ち合わせのため D百貨店の入り口の 椅子にずっと座っていたので 出入りする人たちを 定点観測 することができた およそ一時間 まずは体格で だいたい日本人は見分けがついた CHINAは女の人は背が高く ちょっと反り身で いばってい…

お詫び

日本に原爆を落として 一般市民を数十万人焼殺した アメリカは日本に お詫びしましたかね? ベトナムに枯れ葉剤を散布して 大量の不具者を出したからと アメリカはベトナムに お詫びしたのかしら? 韓国軍がベトナムで行った残虐行為で 韓国はベトナムにお詫…

徒然なるままに

徒然なるままに 最近「内田康夫」にはまって つぎつぎ読んでいるけれど その面白さは 殺人の犯人に行きつくまでの 興味以上に これがときとして この国に棲みつく 巨大悪の 告発文学になっているところ。 たとえば昨日読んだのは 吉野川可動堰を 無理やり作…

聞き役

自分の話ばかり 話す人がとっても多いのです わたくしのまわり。 自慢ばなし。 嫁の愚痴。 体があちこち痛い話。 他人の悪口をさんざんしゃべってうっぷん晴らし。 そんなこんなを わたくし いつも聞き役でございます。 決して私の話はいたしませぬ。 したと…

老婆の嘆きと希望

わたくし、老婆でございますから 「民主主義」と言われなかった時代を知っております。 それは決して「いい時代」でばございませんでした。 鬼畜米英なんぞと言って、「神風」が吹くなんぞと 国民をたぶらかし 多くの若者を戦場に散らせた政治でございました…

老婆は嘆く

なになに 村上春樹が言ったって? 「日本は相手国が納得するまで謝罪しろ」 えっ!!! 納得など永遠にしない相手国だって、 だいたいわかってると思いきや 「大作家」がこんな認識? よぼよぼ老婆だってわかってますよ あの国は「謝罪」なんか求めてないっ…

瞬間接触

孫はかわいいけれど あのエネルギーにはやっぱり ついていけません。 お嫁さんもいい人だけど やっぱり 接触は瞬間がいい 「こんにちは」と「さよなら」が ほとんど同時に 行われるのがよろしい。 一般に人は「さよなら」を言うとき 急に元気になるものです…

すまじきものは

姑が嫁にすまじきものは 批判・愚痴・息子へのそれら。 嫁が姑にすまじきものは 夫へのそれら。 夫が妻にすまじきものは 妻の容貌の衰えを口にすること せんなきことではあるまいか。 親が子どもにすまじきものは 兄弟姉妹の比較 担任教師の批判 勉強の強制 …

タンポポを見よ

タンポポを見よ 精一杯咲いて 時が満ちると 地にひれ伏して 死んだようになる 次の世代へバトンを渡す 自然の掟 やがて花は枯れ また時がきて 蓬髪の綿毛となって すっくと背を伸ばし 青空に向かってタネを播く さようなら 愛しい子どもたちよ タンポポのよ…

何に縋って

老人老女たちは 何に縋(スガ)って生きているんだろう ある人は信仰、とそのグループ ある人は趣味、とそのグループ ある人はボランティア、とそのグループ ある人は・・・ と、ここまで考えて自省する。 私、息子や孫に縋っているんじゃないかな、と。 あと…

台湾にて

ついに 台湾に行った かつて日本の統治時代の光と影が 八十歳以上の人に色濃く 刻まれている国 そう、立派な「国」であって「島」ではない そこで 私は見た 日本の新聞を読みふけっている 台湾の老人・・・・ なぜかいきなり 落涙してしまった 日本が失って…