日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

忘れじの風景1

昔、新幹線の中で・・・

一人のかなり高齢とみられるおばあさん

娘、息子でしようか数人に

守られるようにして

横たわっていました。

やむを得ない移動だったのかもしれません、

私は近くの席にいたのですが

印象に残っているのは

娘、息子たちの姿。

ほんとに気づかわしそうに

おばあさんーというか母親をー

見守っていたのです。

兄妹?たちは互いに強く

結びついているようでした。

それは臥せる母のなせる力だったと思います。

ときとぎ思い出すのです

あのおばあさん、幸せだなあと。

見守っている優しい目がいくつもあるなんて。

きっと苦労して子供たちを育てたのだろうなあ。

貧しい中、苦労して育てると

たいていの子供は親に満全の愛を注ぐ

ような気がする。。。

ということは

戦後の苦労、みたいなことも知らず

さしてどん底生活もせず

普通のサラリーマン家庭で育ったら

子は親に対してそれほど強烈な思いを

抱かないのではないかしら?

なこたーない?

自分のことを考えても

息子たちがどれほどの思いでいるのかは

神のみぞ知る・・・