日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

死にどき

私の母は96歳までは元気だったのに

転んで骨折したあとの入院で

たちまち弱って

トイレに行けなくなったとき

呟きました

ー長く生き過ぎたー

と。

それは本心そのものの嘆きでした、

長く生きることはよしとしても

「生き過ぎる」のは・・・

ああ、でも、自死を選ばないかぎり

ひとは生き過ぎたと嘆く

こともあるのでした。