日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

雪かきの悲劇

80代か90代だかの老女が

雪かきをしていて溝に滑り落ちて亡くなられた

というニュースに

日本の今の「貧しさ」をまざまざと見ました。

お金のことではないのです

もしこれがどこかそれほど先進国ではない国の

田舎なら

こんな高齢者が一人で雪かきなどしないですむ

と思うのです。

良くも悪くも共同体が根付いていたころの日本なら

やっぱりこんな悲劇は起こらなかったでしょう。

イタリアの小さな村などではきっと

だれかが助けているでしょう。

日本は貧しい国になりました

若者が故郷を簡単に捨てて出ていき

しかも若者自体がだんだん少なくなって

しまいにいなくなってーー

やがて日本民族少数民族になって

日本といえば「多民族国家」になって

高齢者はそのまま滅びてゆくのでしょう。

新年早々、くらーい予感に襲われてしまいました。

しかしなぜかくも日本は結婚、出産が消えてゆくのか

といえば

一つは「女性も働きたい」「結婚しても保育所がない」

という二つに尽きるか

あるいは

「夫の家庭になんか入りたくない」とか

「男尊女卑」のこの国で結婚なんかしない

とか

まあそれぞれなんでしよう。

ともかく日本は決して「豊かな国」ではないですね

付け加えるなら

「心豊かな国」では決してありませんねー

心が貧しく