日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

会話と対話

今日も人と話すこと、少なかった。

ほんのわずか、言葉を交わし合った。

お医者さまと買い物と、

近くの友だちと二分ほど。

これは会話。

寂しいかって?

そうでもないよ。

ひとはだれでも、自分の内部でたくさん言葉を交わしている。

自分に対して。

人生に対して。

過去と未来に対して。

これは会話ではなく対話だ。

お年寄りが一人さみしいって、同情するけれど、

お年寄りは若者より対話することが多いんだ

と思う。

知人に、「相手の言うことをまったく聞かない」という

ちょっと変わった女性がいる。

にぎやかに自分のことだけしゃべって帰ってゆく。

また、それとなくじぶんのことを自慢だけして帰っていく人もいる。

それでも、「孤独なお年寄り」にはありがたいものなのですか?

今日、ささやかながらムスカリの鉢植えを買って庭の隅に植えた。

紫の小さな花は、あの人たちに比べれば

ずっと豊かな対話を与えてくれるよ。

ほんとだよ。