日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

テレビのない日々

テレビがこわれて見られなくなった。

ほっとしている。

だって、テレビがあると、いやでもつけてしまう。

つけると、ろくでもないものもつい、見てしまったりする。

韓流だけは絶対見ないけどね。

今日はお天気だったし、温かくもなったから、小さな菜園で半日しごと。

菜の花が咲いている。おひたしにしよう。

ここんとこの雑草を取ろう。

あ、パクチーの種を播こう。

なんてことで一日終わった。

ああ、なんてささやかな幸せ。

今までは食事のときについテレビをつけてしまっていたけれど、

今は食事をしながら本を読んでいる。

今は童門冬二中江藤樹』。

教科書ふうにわかりやすーく書いてくれるから、

私みたいな浅学でもわかりやすい。

公園にいたおばあさん(私よりも年上、という意味)が言う。

「さ、ぼつぼつ帰ろう」

「帰って何をされるんですか」と私。

「テレビ見る」

90歳のその方は、そう言ってやっこらせと立ちあがった。

ーー90歳の日々をテレビで過ごす・・・

つらいなあ。

それとも、幸せだなあ、と言うべきか。

私もまた90歳くらいまで生きて、毎日をテレビ見て過ごすのだろうか。

つらいよう。

長生きは怖いよう。