日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

悲しき食卓の風景

一人暮らしをしていた

ある高齢の女性が

ついに

娘の家に同居



始めました。

最初は

主人公となって

楽しく

娘夫婦と

食卓を囲んでいましたが

婿が亡くなり

いろいろ変化があって

娘は孫二人をあずかり

育てる

という関係になり

高齢の女性の

耳も遠くなり

家族の会話に入れなくなって

だんたん

疎外感が強くなって

食事が済むと

女性はさっと

自室に帰るという

そんな風景を

見たとき

辛かったものです。

なぜなら

その女性は

私の母で

娘は私の

姉だったから。

そしてついに

母が最晩年に

洩らした言葉

「長生きしすぎた」

この独り言を聞いたとき

私の胸は

悲しみで溢れた

のです。