日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

スベリヒユ

日本は

とても豊かな国・・・

てはありません

から。

いずれ

敗戦前後のあの頃の

ような

飢えに苦しむ

日々がくる・・・



老婆は憂うる

のでした。

そしてあのころ

夏になると

墓場や野辺に行き

スベリヒユをバケツいっぱい

摘んで帰って

それが晩ご飯に

ざくざく出た

あの食卓を

思い出します。

おひたしや

汁物や

ご飯に混ぜたり

あ、米ツプはほんの少し

あとは

さまざまな

野草だの

木の実だのが

お茶碗にあふれて

いたのです。

でも

食卓には

母の笑い声や

姉妹の歌声

ときにけんかも

あったけど

食卓は

なぜか

今より

健康だったような

気がします。