日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

静かなる寺

のめりこんだ

藤沢周平でした

ついに

鶴岡から山形へ

このたびは

山形師範に通っていた

周平の青春の息吹を

求めて

彼が下宿していた

寺を訪ねました。

ああ

静かなる寺は

そのまま

周平の雰囲気でした。

正面のお寺のことも

エッセイにあった通り

清冽な水が流れる

ここもまたなんと

静かなるお寺

であった

ことでしょう。

それから旧師範

今の山形大学

ほとりを歩いて

静かな道を

山形の駅へとたどった

のでした。

学校にはほとんど行かず

映画館に通っていたと

書いてあったけど

それらしい

映画館は見当たらず

きっともう

なくなったのですね。

周平が過ごした町

という

それだけで

山形のあのあたり

哀しいほどの

静けさは

まさに

あの孤高の作家の

息吹を湛えて

いたのでした。