日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

老婆の子育て憲法

人生も

終わりつつある

老婆の

遺言と思って。

子育てに

三つの憲法

日本の親御さんたちに

遺したいのです。

1ーー自然にじかに触れること。

芋掘りに手袋なんぞ

しては駄目ですよ。

土、水、火、風、

偉大な自然に

そのまま触れること。

火にじかに触れたら

やけどするって?

当たり前ですよ、

考えとくれ。

2ーー寝る前に絵本を。

あるいはお話を。

がみがみ叱ってばかりの

母親が

このときばかりは

物語のなかの

声となって子どもたちに

やさしく響く

貴重な時間。

ただ、ゆっくりと

しっとりと

読んであげてね。

3ーー駄目なものは駄目と

言いましょう。

「ならぬものはならぬ」と

会津の名君の

言葉は

子育て憲法

第1条です。

なんていってもね

老婆はなかなか

これを守れませんでした。

だからといって

息子たちは

わがまま一杯の

人間には

なりませんでしたけれど

目標としては

憲法第1条です。

でも、

憲法前文がある!!

それは

「抱きしめ」。

赤ん坊のときから

幼児になったころまで

いえいえ

小学校になった頃までも

「抱きしめ」てあげて。

すると

もっと大きくなったら

いつの間にか

あなたの心の中で

「抱きしめる」

優しさが備わって

このうっとうしい

世の中でも

親御さんの

心には

一点の

ぬくもりがあって

親をも子をも

支えてくれるでしょう。