日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

歩ける間は

老婆はまだ歩けるのです

そして見ました、昨日

山手線のある駅で

両足の不自由な方が

装具をつけて二本の杖で

悠々と乗り降りしているのを。

でもその駅にはたまたま

エレベーターがあったからいいのですが

御茶ノ水とか神保町とかには

ないのですね、地上までの直通エレベーター。

駅員さんが助けてくれるのかもしれないけれど

ドイツあたりで見たのは

こんな人たちには周りがさっと

ごく当たり前に助けている風景。

車椅子でも周りの人が当然のように手助けしています。

そして車椅子の人は別にありがとうなんて

言わないで

ただにこにこしてて

助けた方も当たり前だから

ありがとうなんて言われる筋ではないと

思っているのですね。

これは「無言の絆」です

無理して「絆」だの「助け合い」だの

声を大きくしなくても

成熟した社会は

こういうことができるのですね。