日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

蔡焜燦「台湾人と日本精神」

蔡焜燦氏

人生の前半生は

日本人でした

そして日本が敗戦後

GHQの見事な教育によって

日本人が「日本精神」を

徹底的に否定し去った後も

台湾には

GHQが入らなかったので

「日本精神」は純粋な形で

残っていました

それは「公」の精神

しかしこの精神が

戦争中には

悲劇を生んだのではと

老婆は疑問にも思ったのですが・・・

もっと広い視野で

考えなければならないでしようね

そしてある知人が

この本を読んで

「右だ」と断じましたよ

え?と

老婆は驚きましたが

考えてみれば彼女は

小学校の教師で

「ニッキョーソ」の

優等生で

世の中「右か左か」で

判断するグループに

属していたのです

「公」か「私」か

わたしらはこの二元的な

世界を生きてゆく

生き物なのだと

そしてそれは

人間の宿命なのだと

諦めではなく

覚悟で生きてゆくしか

ないのだと

老婆は秋空を仰いで

思ったのでした