日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

夫婦別姓

大昔のことでした

いよいよ結婚式をあげる

前の晩

私、一人下宿部屋で

号泣しました。

これまでの20数年の

人生と決別するような

悲壮感でした。

「あなたの名を名乗りたい」

などとはしゃぐ若い女

ーー当時は私も若かったのにーー

その心理がわかりませんでした。

男は何も失うものがない

女は苗字も家も家族も

時には職も

捨て去らねばならない

なんて

不合理な日本なんだろう

って思ってましたが

それから半世紀

日本は何も変わってません。

夫婦家族の円満は

苗字が同じだからではなく

夫婦仲よければ

円満な家庭が築けるのです。

法律で決まってしまえば

世間や学校で

「あの子の家はおかしい」

なんて

言われなくてすむでしょう。

日本は世界の先進国

ではなくて

社会習俗から見れば

おそるべき後進国なのでした。

日本の男性諸君とくに

老人たちは

でん、と女性の犠牲の上に

あぐらをかいて

(好色なのが多いのも事実)

いるのが多い。

知の平野に眼を開けよ

男性たちの覚醒を

願う女性たちの声は

いつ届くのでしょうか。