日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

結婚ーという縛りー

草思社の「女盗賊プーラン」

という本は衝撃的

です。

インドでは「結婚」という

「縛り」が恐ろしいほど。

しかも「盗賊」から

国会議員にまでなった

この女性は

今の時代の人ですから。

十一歳で無理やりの「結婚」と

暴力、虐待

しかも女のほうから

「婚資」を提供しなければならない

という・・・

女の子を生むと嘆く親・・・

しかしこの現象も以前

日本だってあったのですから。

日本では「はい、離婚!」

と、簡単に離婚できる現在

ですが

実はつい最近まで

「結婚という縛り」は

それはもうがんじがらめで

日本にもありまして

離婚して親の家に戻った娘は

「出戻り」などと

言われたものでした。

結婚とはまこと

社会をスムーズにすべらせるための

仕掛けではありますが

長く「女の忍耐と犠牲」を

当然の掟としてきた

男たちの支配の知恵

でもありました。

とはいえ

離婚とは程遠く

両親の愛に包まれて

育った子供ほど

幸せな者はないと

老婆は思うのでございます。

あまりにも簡単な「離婚」と

あまりにも簡単な「結婚」に

老婆は複雑な思いでございます。

それにしても

インドの低身分層の女性たちよ

幸せに暮らして!!!

読書感想でございました。