日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

しとしと雨

梅雨どきの今。 ざぁっと突然のように降る雨は 昔はそんなに頻繁ではなく 梅雨どきは「しとしと」という表現が ぴったりの雨で、 そんな中にひっそりと お寺なんかに紫陽花が咲いていたり したのでした。 それが今はもう「しとしと雨」は 消えました。 日本の気候が亜熱帯になったのは確かだと 思います。 すると、季語を大切にする 俳句の世界も 詩情あふれる短歌の世界も そればかりか日本語の 日本文学全体の 表現にも 微妙な変化があるのではないでしょうか。 亜熱帯文学? やがては熱帯文学? そもそもそんなものが成立するのでしょうか? 暑すぎるとき ものを書く元気は萎えてしまいそう。 寒い地方では反対に じっと火を見つめながら 書斎にこもっていると 自然と「哲学」「思想」「詩」などが 生まれてくるのではないでしょうか。 そして絵はあの通り ムンク「叫び」のような・・・ もうじき梅雨明けですね。 そうして思考も途絶えてしまいそうな 酷暑がやってまいります・・・