日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

教師という仕事

高校時代に忘れられない先生が

いました、だれもが

一人くらいの忘れじの先生を

記憶にとどめていることでしょう、

かく言う私にも国語の

滝沢かほる先生が

忘れじの先生。

正月に職員室でお餅を焼いてくれたり

なんて今ではあり得ないことが

ありました。

進路は遠く離れた町への大学進学、

卒業のとき先生が言った一言ーー

「何を習ったか教えに来てね」

びっくりしました

昨日まで生徒だった私に

教えろと?!

あれは忘れられない言葉でした

学ぶということはこんなにも謙虚な

ことだったのかと教えられたのです

ああ、職員室で一人の生徒に

お餅を焼いたりしたら

今ではクビですかねーー

貧しい社会になりました

そしてーー

教師とは

過去へ過去へと逆流していく職業なんですね

常に生徒たちを未来へ押し出す分

自分は彼らの過去へと流れていかざるをえない・・・

教師とは子どもの未来に自分を仮託して

生存しているのではないでしょうか。

ある意味悲しい職業ですね

そしてもっと悲しいのは

そんなことも感じることなく

傲慢に生徒に暴力ふるったり

淫らな真似する

無自覚教師が毎日のように

ニュースの一隅にあらわれることです。