虚業・実業
知り合いに虚業と実業の両方います
実業の一人は牛乳屋で一人は自動車整備
虚業の一人は国語の高校教師で一人は雑誌編集者
あとは全員大学教員。
ここで虚業というとみんな「言葉」に関係
する仕事ですね。
さて、実業と虚業の両方と交流していて
以前からはっきり気がついている
違いがあるのです。
実業派は「憲法九条のおかげで日本が平和」
なんてチリほども思ってなくて
周りの情勢はそんな呑気なものじゃない
と言います。
そして虚業派は
このれっきとした違いは
たぶん、虚業派は多く「文化人」と
総称される人々で
肉体労働で世界を実感したことはなく
「言葉」で給料をもらっているのですね。
老婆はつくづく思います、
実業の人たちの「実感」こそ信頼できて
虚業の人たちは
文字通り「虚しい」言葉で世界を語るから
ちっともリアリティが感じられなくて。
そういう「文化人」がメディアを
牛耳っているんですねぇ。
お百姓さんや牛乳屋さんや
土木従業者やそんな人たちに
今の日本を語ってほしいものだと
つくづく思う今日この頃でございます。