日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

世間せけん・・・

知人の女性

子供には恵まれなかった

けれど

退職したあと

ボランティア、習い事その他で

一週間がびっしり詰まってる

そこに夫が遠い町に住む

自分の母を連れてくると

ーー夫も退職して毎日が日曜日ーー

言いだしましたが

彼女「それなら私は近くにアパート借ります」

夫ははなっから妻が母親の面倒を見ると

決め込んでいるのです

姑さんはまだ元気で

気が強く嫁を常に上から目線で見てきた

人・・・

同居なんてしたら

彼女、三日ももたないだろうと

思われるし

夫は実家に帰って母の面倒見てますから

そして彼女はもう生活を確立して

多方面に活躍の場を持ってしまっています、

だから今はこの夫婦、仲のいい別居です

ところが

世間が判定を下して

「姑の面倒もみないわがまま」

「夫がおとなしいから持ってる」

「なんて勝気な嫁だ」

「普通なら離婚だろ」

などなど非難の嵐。

合意の上での別居で

夫はにこにこして

ときおり妻のいるところにやってきて

仲良くしているというのに

「世間」は許さないのですよ

そして自分たちの判断が

「世間」を基準にしているものだから

これが「絶対」だと思っているんです

女性は姑の面倒を見るために

趣味も仕事も生きがいも犠牲に

して当然というものです

女性の人格?

それは「世間」という霧のなかで

文字通り雲散霧消してしまうのでした。

「世間」ってこわい・・・・