日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

オープンマインド

ヨーロッパのある田舎に

ただいま日本人女性四人と男性一人が

在地の女性のお世話で共同生活を

一ヶ月しているらしい。

それはいいのですが

お世話する女性は日本語がわかりません。

そして日本人男性はもともと無口で

しかも英語が話せません。

日本人が五人固まっていると

そこで彼らは日本語を喋っているので

その間ヨーロッパの彼女は

置いてけぼり。

つまり

日本人たちは自分たちが

いま、だれのお世話でだれのところにいて

だれと共同生活しているかの

厳粛な自覚が足りない

のです。

「その場」の空気をちゃんと読むならば

みんなヨーロッパの彼女を

決してほったらかしてしまうようなことはしないはず。

英語でおしゃべりしなければ

その場が日本人だけのものになってしまう

ってことをしっかり自覚しなくては

思うのですが

日本人の悪いクセが・・・・

コミュニケーションの取り方が下手で

社交力が弱く

すぐ

まとまってしまう・・・

だから旅は一人ですべきなのですね。

一人で孤独に打ちひしがれるような

体験をしてこそ

その外国の人たちとの

交流が真実

ありがたく思えるのですから。

固まっちゃいけません、

日本人だけが移動する旅行ならいざ知らず

現地の人のところに大勢で飛び込んで

日本語しゃべって一緒にいるなんて

失礼の極み。

くれぐれも忠告したいですね、

旅は一人で。

旅行は何人でもいい。

その代わり

日本人だけで最後までいっしょに行動して

その土地と「触れあおう」なんて考えちゃいけません。

できませんよ

そんなこと・・・

外国の人と私らとの

心の交流はなんにせよ

単独の旅から始まるのです。

そのときに口ベタの日本人も

はじめてオープンマインド

という宝物を手にいれることができるのでございます。