戦歌
戦争は一つの名歌を生む
と言ったのはだれだったのでしょう。
「戦友」「坊や大きくならないで」など
確かに戦争は名歌を産みました。
だから
名歌が生まれない時代の方が
平和な時代ってことでしょうか。
そんなことはないですね
その後の各地の戦争で
名歌が生まれたという話は聞かない
のです・・・
歌が生まれる以前に殺戮が
行われてしまっているのですね。
今、この国では
何千何万(というと大げさですが)
毎日新しい歌い手が歌を生んで
そして泡のように消えていきます。
「名歌」が生まれない日本の
今の時代を
わたしらは祝福すべき
なのでしょうか。
それともあのフォーク世代のような
少なくとも今よりずっと
知的で、悩んで、自信にあふれ
喜びと哀しみに満ちていた時代を
懐かしんでいるだけでいい
としますか・・・