日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

仏になる顔

ある医院の待合室でのこと

ふだんはむっつりしている受付の女性が

満面の笑顔を見せているので、おや、と思って見ると

90歳はゆうに越えたと思われる老女が

家族に付き添われて来たところで

かの女性はそのおばあさんをみてにこにこ顔。

なので私はそのおばあさんは何故

むっつり女性をもにこにこさせてしまう

その秘密はなんだろうと

しげしげとおばあさんを見つめました。

そしたら隣にいたおばさんと知り合いらしく

そのおばさんもにこにこで語りかけるのでした。

そのおばあさんは96歳で逝った私の母に似ていました。

そしてなんだかお顔が「ほとけ顔」とでも言うような

アクのないお顔だったのです。

ひとはある年齢を越えるとほとけ顔になるのでしょうか。

じっと見とれてしまったのでした・・・・