日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

ある地下鉄の風景

三田線に乗っていました。

混んでいました。

私は立ったままつり革に。

私の斜め筋向いに二人の白人の若い女性が

掛けていました。

少し先に赤ちゃんを胸抱っこで

抱えたお母さんが立っています。

だれも席を譲りません。

白人女性の隣には若い男が掛けていて

目の前に赤ちゃん抱っこの

お母さんがいるのに

例によってスマホに夢中。

白人女性二人は席をゆずろうかどうする、と

やきもきしているのがわかります。

みんな席を譲らないのに

自分たちだけでどうやればいい?

しきりに相談している様子。

すると私の目の前の席が空きました。

私は荷物を置いて

お母さんのところへ行き

肩をとんとん。

「空いてますよ!」と。

お母さんは喜んで席へ。

その途端にさっと

あの女性二人が同時に立ち上がって

私にどうぞと譲ったのです。

二人はほとんど同時に立ちましたから

待ってました!というところなのですね。

私はありがとうと言って掛けました。

小さな小さな出来事ですが

これひとつ取っても

「日本人は席を譲らない」という

わりと有名な?事実が

また世界に拡散していきますね。

情けないです。

ちなみにこの二人の女性は

ドイツ語をしゃべっていました。