日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

ろうそくの炎

ろうそくの炎を

思った。

ろうそくの炎は

自然に燃え尽きる。

ごく自然に

尽きる時がきたら

消える。

命は

ろうそくの炎に

似ている。

そのときがきたら

ろうそくは

燃え尽きるように

ひとの命も

燃え尽きる。

そう、ゆっくりと

炎は消える。

わたしはろうそくだ

そう思ったら

とても楽になった。

人生の最後に

ぼけたり

認知症になって

息子の見分けもつかないのは

むしろ

幸せというべきかも

しれないね。

別離の悲しみも

知らずにいける。

たとえ明日

病気になって

命が尽きても

それがわたしの

ろうそくの長さだった

と思えばね。

なんだか

楽になった。