日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

人生の底で

もうそろそろ

底が見えてくる

気配。

さあ

棺のなかに

三冊だけ

愛読した本を

入れてもよいと

したら

何を入れようか

とか

最後にひとこと

言い遺してもいいと

言われたら

なんと言おうか

あの世にいって

真っ先に

だれに会いたいかと

言わられたら

だれにしようか・・・・

だれもいなかったら

こわいな

いや

その前に

最後のベッドに

横たわって

まだ意識があって

最後の本を

読んでいいと

言われたら

何にしようか

そんなことを

考えていたら

なんとも

軽薄な

自分というものが

見えて

きたのでした。