日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

JR山手線で

JR山手線車内で・・・

だれも老婆に席を譲るなんて

ありえませんし

期待もせず、つり革を

じっと握っていると

目の前に立っていた欧米系の女性が

変に不機嫌な顔をして

一点をじっと見つめていました

ので

私もそっちを見ると

腰掛けている中年女性が

堂々とお化粧をしていた・・・

日本ではもう珍しい風景では

ないけれど

改めてこの女性の視線を通して

見ると

これはやっぱり日本が

ある種

隔絶社会になっているんだなあ

と思ったのでした。

化粧って、化けて人前に出るものでしょう?

なかには「そうじゃない、人前に出なくとも

自分がしゃきっとするためにお化粧する」

とおっしゃるかたもいます、

いずれにしても化粧は

自分が「化けていく過程」です、

本来、これは自分の「外」を「変えて」ゆく

密室の作業であるはずですし

化けてゆく過程を人前でできるのは

化粧品売り場の宣伝コーナーだけでは

ないでしょうか。

それが山手線ーーに限らずーーの車内で

堂々とやっちゃってるのは

もはや車内は彼女にとって「密室」同然

他人の存在は存在しない・・・

のですね。

隔絶社会ーー

この言葉が私の脳裏に

まざまざと浮かびましたよ。

台湾を旅したとき

地下鉄ですぐに席を譲られた経験が

二度、三度・・・

台湾は隔絶社会ではないのですねぇ

女性総統も誕生した台湾

相変わらず男性社会の日本

そして隔絶社会。

スマホはますます

こういう社会を育てていくんでしょうねえ。