日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

イタリアの家族

大雑把に言って

アメリカ映画は「国家」

フランス映画は「恋人」

そしてイタリア映画は「家族」

を描くと

以前から感じておりましたが

最近のある番組でイタリアの老人

と、老女たちが

「子供達が私のすべて」と

堂々と胸を張っているのを見て

やはりね、と思ったのでした。

日本ではどうでしょう

もし私がこんなことを言うと

友人が「あらま、あなた自身はどこに行ったの」

と疑惑をぶつけそう。そして

おきまりの「甘えてる」と

こっぴどくやられそう。

が、しかし

イタリアの老いたる人たちは

「甘えて」はいないんだと思います、

「自分の生活」はしっかりあって

そして「子供がすべて」と

宣言しているように見えます。

正直、私も

「子どもと孫たちがすべて」と

堂々と宣言したら気持ちいいだろな

と思います。

が、しかし

どこかに「甘えてる」のでは

という自分に対する批判を

感じてしまうのですね。

イタリアはあの青空のように

おじいさんやおばあさんが

堂々と開けっぴろげに

生きているんだな。

思ったのでした。

そして日本・・・

子どもや孫たちが

自分のすべてではない

としたら

残りの「自分」は?

趣味に生きる?

健康作りに励む?

グループに入る?

ああ、私、どれもだめです・・・

ここからが私、老婆の

正念場でございます・・・