日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

親という字

親という字をごらんなさいと

私の親が言いました

木の上に立って

見ている、と書くでしょう。

その通り、親は木の上に立って

見ているものなのだと。

それ以上の干渉はしてはなりませぬ

子の人生は子が選ぶもので

どう生きるかの責任は

子育てが終わった時点で

子自身がきちんとやっていけるよう

そこまでが親の責任だけれど

そこから先は

木の上で見ていなさい。

はらはらすることも

あるだろうけれど

ほんとにいざ、というとき以外は

黙って見ていなさい

明治生まれの母の教えでした。

モンスターペアレントとかいう

親たちが現れているとか。

暇をもてあますからそうなるのですね、

そして親の自立が果たせないから

ですね。

すると子もまた

親に依存しちゃうんですね

依存しあう親子はなんて「もろい」

のでしょう、

さあ、親も子も

「自立」して船出してください

昭和初期生まれの老婆の

遺言です・・・