日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

遠い記憶の断片

別に意味はないのですが

不意に遥かな昔の

断片的な記憶の風景を

綴ってみたいと思いました、

前後の関連も何もない

のですが

あちこち場所も時間も飛びますので・・・

今日は太宰府神社でのことです。

はるかな昔、

私は小一で母と二人で参りました。

家は雑餉隈でしたから

そんなに遠いところではありません。

神社に参る途中の道の両側に

あの名物の餅が・・・

当時はコンロであぶってて

それはいい匂い。

私はずっとその風景を見ながら

母の横を歩いているのですが

「お餅買って」とは

言わない子供だったのですね

ただただ羨ましそうに

両側を眺め眺め

歩いていました。

そしてついに母は餅を

買うことはなかったのです。

それが後々の記憶に焼き付いてて

ああ、あのお餅、食べたいなあ

なんと所帯持ちになった後も

引きずっていて

念願の神社に詣でてあの餅を

買ったのは

50歳を過ぎて

雑餉隈なんてはるかな場所になってて

私は東京からでした・・・

なぜか今頃

遠い風景が甦るのです

いよいよでしょうか・・・