日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

近い記憶ー東北大震災ー

あの大震災が起きたとき

私は神田駅の下

中央通りにいました。

あちこちのビルが揺れていました

コンニャクのようにゆれる建物と

棒が左右に揺れるような

二通りの揺れ方があったのも

印象的でした。

そして七時間後の帰宅・・・

車だったのですが

左右は徒歩で帰宅する人たちの

無言の行列・・・

びっしりと隙間もなく

歩く人々。

印象的だったのは

途中の家に

「トイレお貸しします」の

張り紙がしてあったことでした。

なんという心配りでしょう。

あの数時間もの歩行の途中に

トイレを借りることができるなんて。

素晴らしい!

あの大震災の数多の記憶の中の

これは小さなひとかけら

かもしれないけれど

素敵ではありませんか?

そして今もなお爪痕の癒えぬ

東北の人々の

優しさと努力に

私は尊敬の気持ちを

抱き続けています。