日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

白幽子

遠い思い出に浸るようになると

死が近いのかもしれませんね、

それでも結構でございます。

平等なる神の意志にお任せいたします。

というところで・・・

昔、銀閣寺へ行く途中

疎水のそばに小さな小さな石碑が

そこに「白幽子」と彫られていまして

ついそちらの道へと

ふらふら入って行きますと

神仙境みたいな不思議な空間が

広がっておりました。

優しげな、深い木立の下をさらさらと水が流れ

しんとした空気の中に座禅石がちらほら。

洞窟らしきものがあって

そこが修行の場だったらしく。

一度しか行ってないのに

強烈な印象を残したあの空間・・・

そして今はきっとそのあたり

京都造形大学が建ってて家もあり

すべて過去の中に消えてしまった

かもしれません

だから

そういうところを二度と訪ねようとは

思いません、

昔「舞踏会の手帖」という映画がありましたが

昔の面影を現在に掘り返すのは

残酷なことでございます。

それにしても

「白幽子」ってだれですか?

白隠禅師」の師匠だったのですか?