日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

友ひとりあれかし

「あれかし」って

「あってほしいな」という意味です

決して「カシの木」のことではありません。

友達100人いたらいいのにな

って思います? 高齢者のあなた。

老婆はそうは思いませんね、

100人に替えてもこの人は失いたくない

という友よ、あれかし。

そう、その「ひとり」の友が

宝物なのですね。

その「ひとり」を持ち得ないで

いつもいつもグループで

活躍するのを誇りにしたり

支えにしたりして

生きていける人もいれば

孤独孤立の生活のように見えて

実は

100人にも替え難き友を持つ人もいます。

そして老婆は思うのです

毎日100人の中で充実するのも

才能だけれど

高齢になっても

青春時代のように

変わらぬ信頼と対話のできる

「唯一無二の友」を持つ人は

幸せだなあ

と。

新幹線の中でよく目にする

高齢中年女性たちの旅のグループは

群れる鳥のようにやかましかったり

楽しそうですが

ふっと思うのです

このなかで

この人たちの「孤独」は本当に癒されて

いるのかしらってね。

群れるってことは

孤独を形の上では癒すけれど

「ひとり」という絶対孤独の

厳しさ、誇りはまみれてしまってます。

最近「女性のひとり旅」が増えたとのこと。

「ひとり」とは、

「群れ」から離れること。

そして旅を通しておのれの孤独と

向き合うことですから

いいニュースでした。

昔は若い女性のひとり旅ってだけで

変な目で見られていましたよ・・・

それにしても

100人に替える友よ

あれかし。