日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

家にいる男いない女

退職したあとの話です

男はだいたいそのままじっと

家に居つく傾向があるので

「粗大ごみ」となり

妻のやってることにくっついている男は

「ぬれ落ち葉」と言われたりして

いますが

女はだいたい家にいない

ようですね。

退職してからのほうが忙しい

という女性は

わんさかいます。

彼女たちが動ける場を

彼女たち自身が造っているからです。

でなければ

お稽古ごとにスポーツに

映画観劇ライブに講座

なんでもござれとばかり

女は家にはいません。

そんななか、退職してじっと

家にいる女ーー

って

何をしているのかと

女の人たちが疑問に思ってます。

1日じゅうテレビでもあるまいし

手仕事している風もない

いったい何をして時間を消耗しているのか

女たちは自分のことに照らして

ありえない、と思うのでした。

そしてそれはとても「いけないこと」で

必ず外に出て動くことがいいことだと

信じているようです。

けれど・・・

なかには男みたいに

家にいるばっかりの女もいて

いいのではないかしらと

思うのでした。

彼女には友達は少ないし

寄る辺とするグループもありません。

孤独な女と見られていますが

少数の友はいて

それがまたすぐれた人たちで・・・

はい、

この「グループの外にいる女」

はわたくし老婆のことでございます。

大丈夫

男みたいにじっと家にいますが

テレビはほとんど見ないし

手仕事もしていませんが

ささやかながら

「自分の時間」を生きておりまする。