日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

ある同窓会

とある大きな町の真ん中にある

大きな喫茶店で休んでいたら

20人くらいの中年女性がどやどやと

やってきてすごいおしゃべりが始まりました、

同窓会の流れだとすぐわかりました。

うるさいなーと思ってはいたのですが

小中高、いずれの同窓会かはわからないけれど

みなさん同じような雰囲気を持っていて

おしゃれをしています。

そして、時がたったときです

一人の特別着飾った女性がつと立って

レジへ。

会計を済ませたのがなんと全員の分だと

見ていてわかりました。

そしてーー

そのときの残りの人たちの反応が今もありありとーー

みんなはその人が全部支払いをしたことに

目配せみたいなそぶり。

いわば「あの人ったらねーー」とか

「あの人、みせびらかしてるわねーー」とか

そんな雰囲気。

だれも素直にありがとう、ではなく。

想像するに彼女はクラスではたぶん除け者か

貧しくて恥ずかしいなりをしていて

みんなからバカにされていたか

孤立していた生徒ではなかったか。

そして今はだれよりもお金持ちで

みんなの支払いくらいさっさとできちゃう

そんな身分になったことを誇示したかったのかも。

そしてそれはクラスのみんなへの

復讐でもあったと・・・

そんなことを想像した風景でした。

私は同窓会の経験がないのでわからないけれど

同窓会って怖いものですねーー