日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

人生の終末2

昨日は知人の大病と終末に備えての

ありようを書きましたが

そこでは

ただただ彼女の健気さを強調していました。

がーー

それは昼の時間です。

人生には昼と夜が訪れます。

夜になると

ひとは孤独になり

悩みの淵に落ち込みます。

昼の時間は友があり

何より

太陽が照っていますから・・・

けれども夜ーー

夜にこそ

人生の深淵が口を開きます。

けれどそれさえ

告げることのできる友があれば・・・

彼女にはそんな友がありました。

そしてその一人が少なくとも

私自身であったことに

驚愕に似た感動を与えてくれました。

この深淵からの告白に

私は何をもって応えればいいのか

まだわかりません。

言葉で返すのは簡単ですが

言葉以上の何かを必要としています。

こんなとき

信仰を持つひとは言うのでしょうか

「信ずる者は幸いなり」・・・

しかし彼女にとって

万人に言い習わされた言葉は

あまりにも無力の気がします。

ただ黙って受け取り

私もまた深夜に

嘆きの涙に暮れています・・・