日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

読書

見たくない人

わたくしのような よぼよぼ 老婆が こんなことを いうのは なんですが とてもとても いやな人を テレビで 見かけます。 その番組は 好きなのに その女性が いるために いやなものを 見るはめになるのです。 あれほど 自己を見つめる こと少なく 客観的視野に…

人生の底で

もうそろそろ 底が見えてくる 気配。 さあ 棺のなかに 三冊だけ 愛読した本を 入れてもよいと したら 何を入れようか とか 最後にひとこと 言い遺してもいいと 言われたら なんと言おうか あの世にいって 真っ先に だれに会いたいかと 言わられたら だれにし…

静かなる寺

のめりこんだ 藤沢周平でした ついに 鶴岡から山形へ このたびは 山形師範に通っていた 周平の青春の息吹を 求めて 彼が下宿していた 寺を訪ねました。 ああ 静かなる寺は そのまま 周平の雰囲気でした。 正面のお寺のことも エッセイにあった通り 清冽な水…

平将門

またまた 読んでます 内田康夫 平将門の 怨念が 大手町に 篭るという あの都市伝説 かどうかは わからない けれど あの 巨大銀行など 日本代表の そうそうたる ビル群のなかほどに ぽつんと 小さな 異界が まるで どんなに歴史が 「進歩」しても ひとは 一点…

再び内田康夫

徒然なるままに またもや 内田康夫の 《秋田殺人事件》を 読みました。 役人たちが 民間企業と結託して それに 警察も加わって 税金から 甘い汁を吸っていた 事実に基づいた 推理小説なので リアリティは ハンパないのでした。 そして 読後感は 今もこの町で…

『さざなみ軍記』から

「日付というのは 希望を抱いている人に とってだけ必要であろう」 と 書いたのは かの井伏鱒二。 私はいまのところ カレンダーを 必要としている。 けれど いまに カレンダーなんて 無用の長物になる ときがくる。 明日という日に 希望がもてなくなる そん…

姑憲法

これからお姑さんになる人 への ご忠告・・・ その1 お嫁さんに 「ものは贈るな」 とくに 趣味に属するもの 服とか ネックレスとか 絶対に 贈ってはなりませぬ。 ごみばこに 直通するおそれあり。 その2 言葉をつつしみなされ。 姑が発する言葉は ときとして…

悲しき食卓の風景

一人暮らしをしていた ある高齢の女性が ついに 娘の家に同居 を 始めました。 最初は 主人公となって 楽しく 娘夫婦と 食卓を囲んでいましたが 婿が亡くなり いろいろ変化があって 娘は孫二人をあずかり 育てる という関係になり 高齢の女性の 耳も遠くなり…

さざえさん

「さざえさん」を 買いました。 人生初めて漫画を 買いました。 100円だったので まとめて五冊 買いました。 そして 読み始めました。 途中でぐったり 疲れたのはなぜかなあ。 普通の読書より すぐ疲れたのです。 やっぱり、四コマまんがは 毎日毎日 新聞で …

サザエさん

「サザエさんの東京物語」は 一種、凄絶なものなのでした。 串だんごと自称するほど あるいは 三位一体にも似た 三姉妹 が ずっと一緒に暮らして 三女で著者の洋子氏だけが 所帯を持ったとき マスオさんが 串だんごの中へ入ってきた 二人の子供も同じ家で生…