日々是憂日

日々是好日ー人生は好い日ばかりがつづいているかな?をちょっと逆転してみると見えてくる日々のことを綴る

2017-01-01から1年間の記事一覧

地面を失った人々

高層マンションを見上げて思うのです ああ、この人たちは 地面を失った人たちなんだ・・・ 不動産流の「土地」という意味ではなくて 地面、土のことです。 地球と直結している「土」には 匂いがあり 安堵感があります。 以前、庭のない人工的な住まいに移っ…

K .ギルバートの警告

日本人は卑怯なことも大嫌いですが 国際社会はスパイ、謀略、賄賂、色仕掛け 裏切り、脅迫など、卑怯なことが当たり前に 行われます。 恩は仇で返され、正直者は馬鹿を見るのが 外交のグローバル・スタンダードなのです。 以上は日本を心底愛している ケント…

女を育てる ?

立原正秋という作家の名前は 知ってはいましたが まったく読んだこともなかったのです、 たまたまBookoffで100円だったので 買ってみて 読みました、「名残の雪」・・・・ へぇ、こんな作家だったの・・・ 梅を褒めに行く、なんて表現は 優雅だし いっぱいお…

孫を支配する

先だっては「支配する母親」を書きました が 先日、目の前で 「支配する祖母」を見ました(笑) 7歳の孫娘が婿側の祖父母のところへ 正月に行くか行かないか という話。 祖父母が数日だけ、孫を連れて帰りたい となったときのことです。 その孫娘と母親側の祖…

都市郊外

数日前のこと 知人の運転で岡山市の郊外を走ったのです が 市内の中心部はいざ知らず その街並みのなんと下品なこと 爆撃で焼け野原になった跡に 無計画にけばけばしい建物が建った のでしょうか どれもこれも 建物にべたべた広告のオンパレード ピンクやど…

日本産でした

ある高齢女性と話すことがありました 彼女の夫の仕事の都合で 度々韓国に出かけていたとのこと。 30年ほど昔の話です。 そこに戦時中(そのときは日本統治下) 事業家として華々しく活躍していたという 現地の老人と知り合ったそうです。 その人が言ったのは …

ある遺言

昔、とても尊敬していたある学者がいました。 つつましく、温和で、それはそれは知性の人でした。 ついに治らぬガンと診断され入院 いよいよというとき 奥様にこう言われたというのです 「あなたはもう少し楽しんでからおいで」・・・ この言葉を いまこの頃…

高級料理

大統領をもてなすとて 日本もあちらも高級料理を用意しました ーーあちらは「高級」って感じでなかったけれどーー いわゆる料亭の高級料理のことです あれを三日続けてごらんなさい 飽きます !! 経験で申し上げるのですが 私、以前 さる高級旅館に三日間 滞…

情けない話

メラニア夫人やトランプ大統領が 日本ではこんな表情だったが 自分の国ではこうだった ーーメラニア夫人は日本でより笑っていたーー などなどの投稿が相次ぐのをネットで見て 笑ってしまったけれど 同時に情けないなぁと。 やっぱりわれわれは「アジア後進国…

竹島産のエビ・・・

トランプ大統領をもてなすのに 慰安婦と竹島産のエビ・・・ いやぁ、政治的おもてなしですねぇ。 あの席にいっそ慰安婦像をずらーっと 並べればよかったのに。 それにしてもあのエビーー ちょこんとお皿にのっかってましたね。 なんの付け合わせもなくエビが…

帰郷

浅田次郎「帰郷」は 日本人がなるたけ見たくないものを ひん剥いてしまった作品・・・ 戦友の肉を喰らうまでに ならざるを得なかった無謀な戦争。 それも日本が好んで始めたわけでもなかった のに 何万の無駄死に、餓え死に、自害・・・ これらの死に何か意…

国家の品格

藤原正彦氏によれば 「国家の品格」とは「国語」である ということですが つくづく隣国を思うに 国家の品格とは「自立度」 ではないかと。 何事につけても 「我が国はこうだが日本は・・・」 と 常に日本と比較しては 勝ったと喜び負けたと悔しがっています…

きらいな言葉

世の中で流通していて みなさん「いい言葉」としているようなのですが 虫酸が走るほど嫌いな言葉がありまして・・・ たとえば 「自分探し」なんて なにか美しい言葉のように使われます が わたくし だいきらいなのでございます。 理由は取り立ててないのです…

女性の起業

イバンカ氏の女性起業企画に 54億円拠出と安倍総理・・・ ため息の出る金額ですが・・・ しかし 女性起業家のトップは Chinaらしいですね。 わかります 日本はランク最後のほうでしょう。 Chinaでは家庭で男性も上手に餃子を作ります が 日本での家庭では夫…

権力ではなくてーー

テレビが報じたかどうかは知りません が ネットではフィリピンのドゥテルテ大統領が ついに皇居で両陛下と面談とあり・・・ 周りの心配をよそに 礼儀正しく ガムを噛んだり ポケットに手を入れたまま だったりはなく 別人のようだったみたいですね。 最近に…

「素敵な」バスツアー

去る日 友人に人数合わせだからと 無理やりバスツアーに誘われまして・・・ 温泉を巡ると聞かされていたのですが それは「温泉の近くまで」行くという意味で・・・ 行ったのは温泉などまったく見えもしない お土産店ばかり。 最後にやっとちょろっと温泉に入…

歴史の審判

とある番組で、選挙後のアンケートを 見ていたら 「今の憲法を変えない方がいい」 というのが圧倒的多数だったと いうのです。 日本国民は何を考えているのでしょうか。 やがて何十年か後になって 歴史の審判がくだるとき ローマの滅亡に似ていると 滅ぼされ…

車内でケータイ

新幹線のなかでーー 前の席のおばさんが大きな声で ケータイでしゃべってるんです。 発車前とはいえ、じっと我慢していたのですが 動き出してもしゃべってる。 とうとう我慢の限界。 立ち上がっておばさんの耳元に 「もすこし小さい声でお願いします」・・・…

ちよっと不便な東京駅

小旅行で山手線東京駅を利用しました が 思い荷物とキャリーの客にとって ここは思いの外 不便でしたね。 というのは 「下のエスカレーター」がないのですよ。 エレベーターはというと なんとホームの一番はしっこにぽつんと あるだけ。 気がつかない人だっ…

茶番劇

国民、というか民衆というか 民意、というか・・・ つまり日本人全体は そんなに平和ぼけではなかったのかな とも思わせる 選挙結果だったと思いましたね。 とりわけ民進党の瓦解の素晴らしさ(?)には あっけにとられました 票欲しさに右往左往 党首みずから…

石見銀山回想

昨日は清里回想を書いたので 今日は石見銀山回想です・・・ かつて静もりかえっていた あの歴史を背負った銀山の町並み しんとして物音一つ聞こえず 誰にも出会わず せせらぎの音と ときたまの小鳥の声と 夏空から時折吹く涼しい風さえ なにごとか囁くようで…

清里回想

昨日「立山回想」を書いたので 今日は「清里回想」・・・ これまた半世紀昔の話。 小海線・清里駅の周辺は ただ一面の高原で 見渡す限り緑の斜面 そのかなたにぽつんと 清泉寮の赤い屋根が見えている そんな風景で 人家はあたりにまったく見えなかった・・・…

立山回想

昨夜は「ブラタモリ」を見て 卒倒するほど驚きましたねぇ。 何がって あの立山の変貌ぶりですよ。 半世紀前、体育の単位不足で 怠け学生ばかり30人ほどが 立山登山をしたときは 称名滝のそばを延々歩いて登り あの弥陀ヶ原は深い霧に覆われ 道も何もない中 …

老いに明日はあるか

人は死ぬために パリに来たのだろうか・・・ そんな書き出しではなかったかしら。 リルケ「マルテの手記」です。 たぶん「花のパリ」に来て 最初に見たのが 年老いたよぼよぼの老人老女が パリの街を背中丸めて歩く姿 だったのでしょう。 そりゃ、どの街にだ…

耳から脈拍が・・・

変な症状なんです 片方の耳からとくとくとく・・・ 脈拍が響くのです。 こんな症状案外多いみたいですね。 私、発見しました。 すぐにとまるツボを。 はい、目尻からまっすぐ耳へ向かって 耳にぶつかる点でストップ。 そこをしっかり押してみてください。 す…

長生き・・・

テレビをぼんやり見ていたら ある有名タレント 絵も描くし今はヨガに凝っている という方です、 名前がたしか片岡・・・? この方の日々の暮らしをご本人が解説して いましたが す、すさまじい・・・ これではとても一緒にいられません。 離婚されたようです…

さびしい祭り

小さな町のお祭りの話です。 わっしょいわっしょいと 元気な掛け声でお神輿が通りを練って いくのですが その通り道ーー だあれもいませんでした しーんとした道です。 みんな家の中にいるのですね。 お祭りをやっているのは 子供たちと「子供会の親たち」と…

大量の薬・・・

手術後のこととて 毎日食後に呑む大量の薬・・・ ため息が出るほどです。 そしてこの薬を前にして思うに ある国では 薬がなくてほんとに困っている というのに ぜいたくだなあ 日本は薬に溢れかえっているというのになあ・・・ と ため息。 ちょっと膿んだの…

終焉

小川洋子氏と河合隼雄氏の 対談で 生きるとは物語をつくること とありました 物語には必ず「終わり」が あります。 人生の「終わり」は 物語の「終わり」のようであれと 老婆は願うのです。 死の直前まで 「物語」を生きることができますように。 老婆はいよ…

顔のしわしわ

女性の顔がしわしわの人を 見かけては 気の毒に思ってた自分が 手術後痩せてしまって しわしわの顔になったのです 仰天して いろいろ試してみたのですが まだ半年も経ってないからか しわしわはまったく治りません。 そしてーー 毎日鏡を見ているうちに なん…